
4st.「かみつきの加減を覚える練習」
子犬を迎えたらすぐに『社会化トレーニング』を開始すると同時に、とても重要な学習がこの『かみつきの加減を覚えるトレーニング』です。
犬に咬まれて大ケガをしたということを耳にすることがあります。まさにこの大ケガをさせる犬たちは、幼少期に「かみつきの加減を覚えるトレーニング」を受けていなかったといえます
犬は大変あごの力の強い動物です。硬い骨やガムをバリバリと食べている姿をみて、これこそ“犬”の行動だと感心します。この強い顎をもってすれば、私たちの指なんか簡単に落とすことができるのに、よくケガをさせないで接触できるよねえ…なんてね
犬の口は人の手にあたり、いろんなものをくわえて確認したり、持ち運んだり、また仲間とコミュニケーションをとるためにも使用しています。犬同士のケンカは相手を傷付けあうことが目的ではなく、つかみあいのケンカをしているようなもので、口によってコミュニケーションをとりながら行われているのです。 ですから、このコミュニケーションの際に相手に強い痛手を負わせないようにするために、加減をしながらかみつく学習をする必要があります。
学習の期限は、どのくらい?
学習の期限は子犬の乳歯が永久歯に変わる前までで生後4ヶ月半から5ヶ月くらいまでです。永久歯に変わると同時に歯があたってもさほど痛くなくなり、またあごの力が強くなっているためこれを教えることが難しくなります
この時期にはふたつのことを通して子犬にかみつきの加減を教えましょう。 まずは同年代の子犬とのじゃれがみ遊びです。子犬同士のじゃれがみ遊びはこの学習をさせるために必要なもので、犬たちも自分の発達についてよく知っているために自然とこの行動が出るようになっているんです。
他の子犬と接触できない環境にいる場合の対処方法!
いつも他の子犬と接触できない環境にいる場合は、飼い主がこのじゃれがみ遊びの相手をしてあげる必要があります。
合図を出して遊び、子犬が強く咬んだら「いたい!」といって遊びをやめ、しばらくして再び遊ぶ、を繰り返します。
子犬が強く咬むと遊びが終わることをそのうち学習するでしょう。1日数回行い、毎日続けてください。
決して、強くしかってじゃれがみ遊びを止めさせないようにしてくださいね。この行動がなくなれば学習のチャンスもなくなり、子犬は一生かみつきの加減を覚えないまま成長し、そして成犬になってからだれかに大ケガを負わせることになるでしょう。小型犬もかわりませんよ。
シャイな性格でじゃれ遊びができない犬は緊急事態です。 子犬の将来のためにすぐに専門家に相談してください。
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